GIDクリニックで必要となる「自分史」について。
今回はその書き方について項目ごとにまとめていければと思います。
また、自分史はこの形じゃないといけないというわけではありませんので参考程度でお願いいたします。
Contents
1.初めに
2.自分史とは
3. 自分史の書き方
4. テンプレート
5. 最後に
初めに
お疲れ様です。
最近脱毛を初めまして毛がポロポロ抜ける感覚に感動している次第でございます。
脱毛はイイゾ~^
はい。
テーマと全然関係ないのでそろそろ始めます。
今回は、GIDクリニックで必ず要求されるであろう「自分史」の作成方法についてまとめていければと思います。
自分史の作成タイミングは病院にもよりますが、1,2回目の受診時になると思います。
3.診断のガイドライン
1)ジェンダー・アイデンティティの判定
2)身体的性別の判定
3)除外診断
4)診断の確定
自分史とは
要するに自分がどのような生き方をしてきたかをまとめた物ですね。
ガイドラインに従って診療を行う際、MTFさんの性別違和を調べるためカウンセリングが行われます。
そのカウンセリングにてこの自分史は使用されます。
具体的な記載方法を次で見ていきましょう。
自分史の書き方
書き方と銘打っていますが、実際は自由です。
他の方が見てもわかるように記載されていれば形式は特に決まっておりません。
今回は、私が実際に提出した自分史を元に書き方を記載致しますので参考にしていただければと思います。
項目
1.家族史
2.既住歴
3.職歴
4.生活史
5.性歴
6.性別違和と活動
1.家族史
家族史
家族または個人の歴史的な文書となるように構成された、個人または家族について記録された事実および家族の系譜・物語を記載したもので、印刷物や電子文書、口述またはビデオ記録といった形をとる。
引用サイト:家族史-Wikipedia
家族構成ですね。
実際カウンセリング時には、親がどのような性格だったかやカミングアウトをしているかなどを聞かれます。
実際のカウンセリング内容の参考
記載時には続柄と名称の他に、性格などを箇条書きに加筆するのも良いでしょう。
実際の記載方法
続柄:父
氏名:田中 多郎(仮名)
続柄:母
氏名:田中 華子(仮名)
続柄:兄
氏名:田中 治郎(仮名)
続柄:自分
氏名:田中 三郎(仮名)
2.既往歴
既往歴(きおうれき)と読みます。
調べたところ、ここに記載するのは大きな病気だけではなく、薬の副作用、アレルギー、交通事故、出産経験、健康状態なども含まれるそうです。
参考サイト:がん情報サイトAssist
しかし、風邪のように一時的な病気で後遺症が残らないものは、一般的に既往症には該当しないと考えられています。
また、現在の病気については「現病歴」と言うものに該当する為、記載する必要はございません。(おそらく診断時に聞かれます)
引用サイト:保険のぜんぶ
実際の記載方法(既往歴が特にない場合)
特になし
実際の記載方法(既往歴がある場合)
手術 〇〇〇〇 2022年5月11日
病歴 〇〇〇〇 2022年7月11日(完治)3.職歴
職歴(しょくれき)は言うまでもく職業の経歴の事ですね。
書き方はエントリーシートなどを参考にするのが良いかと思います。
まあ、正直そこまで詳しくは必要ないので現職の方は現職を記載して終了でよいかと思います。
実際の記載方法
システムエンジニア
4.生活史
生活史
生活史(せいかつし Life History)とは、生物の一生にわたる変化の様子を、その生活に即して考える場合に用いる言葉である。つまり、どのように生まれ、どのように育ち、どのように繁殖し、どのように死んで行くかを述べる訳である。
引用サイト:生活史-Wikipedia
自分史の8割がこの生活史と言っても良いでしょう。
書き方は特に決まってませんので、箇条書きでも文章でも問題ないかと思います。
私の場合は自身の性的違和と合わせて記述しました。
また、病院から渡される資料によって変わってきますが、記載の粒度は以下で作成すると良いかと思います。
・幼少期
・小学校
・中学校
・高校
・大学
・社会人(現在)
実際の記載方法
幼少期~小学校
・性別違和は特に感じていなかった。
・男女関係なく友達と遊んでいた。
中学校
・性別違和を強く感じていた。
・学ランを着る事に対し強い抵抗を感じた。
・二次性徴に対し強い抵抗を感じた。
・友人との付き合い方がわからなくなり、壁を置くようになる。
高校
・筋肉質になるのが嫌で極力運動を避けた
・双極性障害に似た症状に悩まされる
・髪を伸ばしたかったが校則が厳しくできなかった
・
・
・
5.性歴
これはそのままの意味です。
かなりプライベートな内容ですが、全てを記載する必要はなくある程度で問題ございません。
6.性別違和と活動
既に生活史で性別違和を記載している場合は活動のみの記載でよいかと思います。
活動とはMTFさん自身の性別違和に対して、どのような創意工夫をしてきたかを記載します。
実際の記載方法
活動
・声を女性に近づけるためボイストレーニングを行っている
・骨格が隠れるような服装を常に行っている
・脱毛に通っている
テンプレート
最後に自分史のテンプレートをご連携いたします。
もし、自分で書くのが難しいと思った場合はこちらをご活用いただければと思います。
なお、二次配布等はご遠慮ください。
ダウンロード方法
①ファイルを選択
②ダウンロードから好きな形式を選択してください。
最後に
お疲れ様でした。
自分史で最も重要な部分は「生活史」となります。
カウンセリングの時に話題としてあげたい事項は必ず記載するようにしましょう。
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