GIDクリニック受診 (初診) 1日目

2022年11月6日日曜日

MTF 受診 体験談

t f B! P L
性同一性障害の診断書を受け取るためは医師による診断が必要となります。
より具体的なイメージが出来るよう、体験談を通じてまとめていければと思います。




Contents
1.初めに
2.受診1日目の流れ
  身支度
  ・初診受付
  ・カウンセリング開始
  ・問診開始
  ・会計支払い
  ・帰宅
3.  最後に

 初めに

お疲れ様です。
この時期は毎年プロジェクト繁忙期の為、土日出社上等残業パラダイスでしたのでなかなか更新できませんでした、、

しばらく更新ペースは落ちますが少しずつまとめていければと思います。


さて、

今回は、MTFさんが性同一性障害診断書を受け取るに必要なステップである「ジェンダーアイデンティティの判定」について体験談をお話していければと思います。


3.診断のガイドライン
1)ジェンダー・アイデンティティの判定
2)身体的性別の判定
3)除外診断
4)診断の確定





病院を受診するのが不安な方はこの記事から受診のイメージを掴んでいただければと思います。

詳細な病院名等は現在も通院中の為割愛させていただきます。

ご了承ください。




 受診1日目の流れ

私はガイドラインに沿ったGID診療を実施している病院を受診しました。
大まかな流れは以下の通りです。

前日まで
1.インターネットより予約

予約ですが、休日に受診できるところが全く見つからなかった為平日診療となりました。。
今後受診されるMTFさんはお仕事の調整を事前に行っておく必要がございます。


当日
1.身支度
2.初診受付
3.カウンセリング開始
4.問診開始
5.会計支払い
6.帰宅





・身支度
身支度をしている際に困ったことが「服装」でした。
私は室内では女性の恰好、外出時にはまだ※パス度が低いのでジェンダーレスな恰好をしております。

パス度
自認する性別として認識され、社会に通用する度合いを指す言葉です。 

例えば、 MtF トラ ンスジェンダーであれば、他人から女性に見える・見えないの尺度です。 

容姿や仕草からして女性にし か見えないね、女性としてパスしているね、こういう MtF のことを「パス度が高い」と言います。


病院にもよりますが、女性または男性の恰好をしていかなければならないといった条件は無いため基本的には自由で良いと思います。

しかし、GID以外も扱っているクリニックですと、私達MTFさんに理解があまりない方とトラブルになる可能性もございます。

GID専門クリニック以外では男性の恰好または中性的な恰好で向かうのが無難かと思います。(MTFさん自身もパス度と要相談ですね)


また、通い始めてわかった事ですが、家から近いところにするべきです。



・初診受付
初診の場合、問診票の記入が必要になりますので、最低でも10分前には到着しておいた方が良いです。

受付では「お名前」と「予約時間」を伝え「健康保険証」を提出します。

その後問診票が渡されますので、記入してから受付にお渡ししましょう。


また、通称名をお持ちの方は受付でその旨お伝えするとよいでしょう。

通称名
通称名(つうしょうめい)とは、「戸籍上の名前でない世間一般において使用しており、通用している名前」のことをいいます。
通称名を省略して「通名」や「通称」と言われることもあります。



この際に本日の受診スケジュールを伝えられるかもしれません。

私の場合はカウンセリング実施後、医師による問診が行われるため合計で2時間30分程度と言われました。


・カウンセリング開始

しばらくするとカウンセラーらしき人から声を掛けられ、お部屋へと案内されました。

私の場合、カウンセリングルームは2、3畳ほどの個室で壁を背にした椅子が2つと小さな机がありました。

以下はカウンセラーとの会話を文字に起こしたものとなります。
(カウンセラーは橋本さん(仮名)とさせていただきます。)


~カウンセリング開始~

橋本さん「本日はよろしくお願いいたします。」

「はい、よろしくお願いいたします。」

橋本さん「全5回のカウンセリングを通じて※Lenaさんご自身の人生経験ですとか、性別違和に関してのエピソードについてより深く掘り下げてお聞きしていければなと思っております。」


※Lena 筆者の仮名

橋本さん「今回は初回と言うことで、基本的な質問をしていきたいと思います。」



私がまず聞かれたことは、年齢や学歴、職業、家族構成などと言った初歩的な事でした。特に家族構成に関してはどんな人物だったのかなどを掘り下げて聞かれました。



橋本さん「父親はどのような人物だったのですか?」

「そうですね、昔はザ・昭和の人でしたので、マイノリティに対する理解はあまりない方だったと思います。」

橋本さん「そうなのですね、確かに昔の方はそういった事に対して否定的な考えの人が多いですからね。」

「ええ、でも今は丸くなったのかそういった事にも関心を持つようになったとは思います。」


続いて生活史について概要的に聴取されました。
私の場合は事前に自分史を書いて提出したためそちらを見ながらの聴取となります。



橋本さん「なるほど、小学生の頃は特に性別違和を感じていなかったのですね」

Lena「そうですね、最も強く感じたのは中学生時代の時からです。」

それから30分程度で聴取が終わり、残りの30分で今後の治療方針とカウンセリングの諸所説明がございました。

その中で重要な点として、以下の点がございました。

カウンセリングの内容は性同一性障害かの判断をするための参考資料として提出される。
(すなわちここで話したことが判断を行う医師にも提供される)




・問診開始


さて、カウンセリングが終わり、問診の呼び出し待ちになりました。

しかし、かなり待たされること、、

予定時間の1時間30分遅れで開始しました。

これに関しては病院あるあるなので仕方ないことですが、今後受けられるMTFさんはぜひとも暇つぶし方法を考えておいてください。

私はスマホのバッテリー切れで1時間ほど瞑想してました、、

問診では、今後の治療に関する不明点などを聞かれました。
初回は特にやることが無いみたいでしたのでほぼカウンセリングと変わらない印象でした。

内容は以下
・次回の予約
・次回の実施内容の説明(染色体検査)
・その他不明点の質疑応答


~問診開始~

医師「何か不明な点とかある?」(割とフランクな人でした)

「今まで治療に来られた方で自立した状態で治療を成功した方はいらっしゃいますでしょうか?」

医師「沢山いますよ。というよりMTFさんのほとんどは仕事とかの心配よりも先に自分の体をどうにかしたいって気持ちが強い方が多いので、Lenaさんのように自立も重要にする方は珍しいと思います」

医師「ホルモン治療とかも、Lenaさんはもともと華奢な体系ですので特に大きな問題なく治療を進められると思いますよ。」

その後いろいろと相談出来ましたのでこの時点で不安がある場合は直接医師に質問しましょう。


・お会計


問診も終わり、お会計となりました。
カウンセリングは保険適用外の為、100%実費、問診は保険対象となるため、30%負担となります。


カウンセリング:7000円程度
問診     :2300円程度

クレジットが対応しているかどうかは確認しておいた方が良いかと思います。

合計で1万円程度となりました。







 最後に

まだ、初回の為概要部分しか聞かれませんでしたが、次回以降学校単位(小、中、高。。)で深堀するとのことです。

また問診では次回染色体検査を実施するとのことです。
別途記事にしていこうと思います。


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以上、よろしくお願いします。







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